Blumen Garten GmbH BLOG
この間、ある住宅誌から取材の依頼の電話がありました。
内容は、「手間のかからない、お庭」の事例と言うことでした。
今はご夫婦で働いている方が多いので、このような庭が
受け入れられているとのこと・・・・・?
ちょっと前までは、芝生のお庭がハヤってましたよネ~と???
確かにこれだけ長く仕事していると、庭にも流行などと言うものが
あることはありますが、芝生は流行でお庭にあるのではありません。
正直申し上げて、あまりにも取材のコンセプトが軽く、
お庭のことをちゃんと考えているお客様や、芝のお庭をきちっと
維持している方に失礼なことになりそうですので、この取材は
お断りいたしました。
私たちの考え方は「庭って、考え、悩むからおもしろくなり、楽しい」
と思います。
考え、悩まない手間のかからないものって、いくらハヤっても
すぐすたれると思いませんか?
手間、手をかける、時間をかける、待ってみる、だから感動する。
自分なりに知識を持って、時間をかけ、待つことも肝心。
そして青々とした緑や、あざやかな花、結んだ実に感動する。
これが庭なのです。
子育てにも共通するところがありますよね。
ブルーメン・ガーデンの朝
確かにローメンテナンスガーデンというものを私たちも提案しておりますが、
でも、この基本は決して忘れてはいけないことと思います。
手間のかかることって、何かを大切にすることに繋がるような気がしませんか?
特にそれが命ある生きているものなら大切にした分だけ成長し、
何かが返ってくると思いませんか?
その過程に今まで気がつかなかった色々なことを教わると思います。
そしてその分、自分も少し、知らないうちに考え方が成長している
のではないかとも思います。
人工的なものはとても便利ですが、自分と共存する相手としてはさびしいかな?
色々なものがとても便利になり、どんどん新しいものが出て来て、
短い時間で色々なことが出来てしまう世の中ですが、
そこに何か豊かな心や、心のゆとりは生まれないように思います。
お庭のこと、試しにチョッとやってみると、意外と楽しくて、心配したり、
本を読んだり、人に聞いたり、勉強したり、満足したり、感動したり、
癒されたり、色々とありますよ。