1×1DER GARTEN GESTALTUNG

ルノー乗りのガーデン屋さん

Blumen Garten GmbH BLOG

ルノー
2009.2.5

道具

今年はデータ上は降った雪の量はそこそこ降っているようですが、
どうも雨が降ったり気温が高くて、窓の外は雪景色と言うには
さびしい状態です。
IMG_3294.JPG
シーズン中はなかなかキチッとお手入れできなかったので、
せん定バサミを研いで磨いてみました。
同じハサミですが、左はお手入れ完了です。
IMG_3295.JPG
ついでに、みんなの他のせん定バサミも出してみました。
で、フッと思いました。これはハサミと言う道具なのですが
それも植物専用で、その目的によりちょっと使う場面が違うのと
古いの新しいのですが、でも基本的には切ることだけの道具です。
一つの目的にだけ利用する道具です。
そして古いの新しいのを見てもおわかりのように、昔からその形や
使い方が大きく変わっていません。
そして今でもとても便利な道具達でこれに変わるものはないと
思います。
IMG_3298.JPG
次は私のI Bookです。I Bookは使って2つ目になりますが、
もう古い型?と思います。
そして、これも私の大切な道具なのですが、使い道はいろいろ
そしてとても便利です。 ・・・が・・・
でも、古さに「愛着」がでるのは、どちらでしょう。
「味が出る」などの言葉がぴったりくるのは・・・
こわれない限り捨てることのないのは・・・
どっちの道具かと言うと、このハサミだと思います。
それで思いました。ずっと昔からある道具は、数年後にゴミに
なったりすることはなく、こわれたり、切れなくなったら
直したり、研いで使おうとします。
その道具を専門にお手入れする二次的な道具さえあります。
(お手入れ、修理してくれるお店もありました。)
道具の基本は長く使えることにあったように思えます。
多分使い手は味のある愛着のある道具は、ゴミに捨てようとは
思わないと思います。ある意味その人にとってはお宝になって
いるのでは・・・
近年いろいろ、どんどん便利な今までみたこともない、道具が
でてきますが、はたしてその10年後はどうなっているでしょうか?
「お宝」それとも「ゴミ」
最終的に捨ててしまうものからは生じることもない、
愛着をもって愛用することで、「ものを大切にする気持ち」が
生まれるのではないかと思いました。